丘比/台词集

来自魔法少女小圆维基
< 丘比
Madoka讨论 | 贡献2014年1月7日 (二) 17:52的版本 (以“本文复制自[http://www22.atwiki.jp/madoka-magica/pages/56.html 日文小圆atwiki] '''台詞職人さんGJ''' ==第1話== <poem> 「仕方ないよ。彼女...”为内容创建页面)
(差异) ←上一版本 | 最后版本 (差异) | 下一版本→ (差异)
跳到导航 跳到搜索

本文复制自日文小圆atwiki

台词职人さんGJ

第1话

“仕方ないよ。彼女一人では荷が重すぎた”
“でも、彼女も覚悟の上だろう”
“谛めたらそれまでだ”
“でも、君なら运命を変えられる”
“避けようのない灭びも、叹きも、全て君が覆せばいい”
“そのための力が、君には备わっているんだから”
“もちろんさ。だから仆と契约して、魔法少女になってよ!”
“助けて!”
“助けて! まどか!”
“仆を、助けて”
“助けて・・・”
“助けて・・・”
“助けて・・・”
“ありがとうマミ、助かったよ”
“どうもありがとう。仆の名前はキュゥべえ”
“そうだよ、鹿目まどか、それと美树さやか”
“仆、君たちにお愿いがあって来たんだ”
“仆と契约して、魔法少女になって欲しいんだ”

第2话

“仆は、君たちの愿いごとをなんでもひとつ叶えてあげる”
“なんだってかまわない。どんな奇迹だって起こしてあげられるよ”
“でも、それと引き换えに出来上がるのがソウルジェム”
“この石を手にしたものは、魔女と戦う使命を课されるんだ”
“愿いから产まれるのが魔法少女だとすれば、魔女は咒いから产まれた存在なんだ”
“魔法少女が希望を振りまくように、魔女は绝望を莳き散らす”
“しかもその姿は、普通の人间には见えないから性质が悪い”
“不安や猜疑心、过剰な怒りや憎しみ、そういう灾いの种を世界にもたらしているんだ”
“魔女は常に结界の奥に隠れ潜んで、决して人前には姿を现さないからね”
“さっき君たちが迷い込んだ迷路のような场所がそうだよ”
“おはよう、さやか”
“いやいや、今はまだ仆が间で中継しているだけ。でも内绪话には便利でしょう?”
“どうして?”
“むしろ、学校の方が安全だと思うな。マミもいるし”
“この程度の距离なら、テレパシーの圏内だよ”
“彼女が狙ってたのは仆だよ。新しい魔法少女が产まれることを、阻止しようとしてたんだろうね”
“意外だなあ。大抵の子は二つ返事なんだけど”
“顽张って。もうすぐ结界の最深部だ”
“大丈夫、その状态では安全だよ。むしろ役に立つ贵重なものだ”

第3话

“今のは魔女から分裂した使い魔でしかないからね。グリーフシードは持ってないよ”
“别に契约者自身が愿い事の対象になる必然性はないんだけどね。前例も无い訳じゃないし”
“仆としては、早ければ早い程いいんだけど”
“仆の立场で急かすわけにはいかないしね。助言するのもルール违反だし”
“まどかは、力そのものに憧れているのかい?”
“まどかが魔法少女になれば、マミよりずっと强くなれるよ”
“もちろん、どんな愿い事で契约するかにもよるけれど”
“まどかが产み出すかもしれないソウルジェムの大きさは、仆には测定しきれない。これだけの资质を持つ子と出会ったのは初めてだ”
“いや”
“グリーフシードだ! 孵化しかかってる!”
“マズいよ、早く逃げないと! もうすぐ结界が出来上がる!”
“无茶だよ! 中の魔女が出てくるまでにはまだ时间があるけど、结界が闭じたら君は外に出られなくなる。マミの助けが间に合うかどうか・・・”
“まどか、先に行ってくれ。さやかには仆が付いてる”
“マミならここまで来れば、テレパシーで仆の位置が分かる”
“ここでさやかと一绪にグリーフシードを见张っていれば、最短距离で结界を抜けられるよう、マミを诱导できるから”
“怖いかい? さやか”
“愿い事さえ决めてくれれば、今この场で君を魔法少女にしてあげることも出来るんだけど・・・”
“まだ大丈夫。すぐに孵化する様子はないよ”
“むしろ、迂阔に大きな魔力を使って卵を刺激する方がマズい。急がなくていいから、なるべく静かに来てくれるかい?”
“マミ! グリーフシードが动き始めた! 孵化が始まる、急いで!”
“気をつけて! 出て来るよ!”
“二人とも! 今すぐ仆と契约を!”
“まどか! さやか!”
“愿い事を决めるんだ、早く!”
“ハッ”

第4话

“ん?”
“长らくここはマミのテリトリーだったけど、空席になれば他の魔法少女が黙ってないよ”
“すぐにも他の子が魔女狩りのためにやってくる”
“确かにマミみたいなタイプは珍しかった。普通はちゃんと损得を考えるよ”
“谁だって报酬は欲しいさ”
“でも、それを非难できるとしたら、それは同じ魔法少女としての运命を背负った子だけじゃないかな”
“君たちの気持ちは分かった。残念だけど、仆だって无理强いはできない”
“お别れだね。仆はまた、仆との契约を必要としてる子を探しに行かないと”
“こっちこそ。巻き込んで済まなかった”
“短い间だったけど、ありがとう。一绪にいて楽しかったよ、まどか”
“まさか君が来るとはね”
“悪いけど、この土地にはもう新しい魔法少女がいるんだ。ついさっき契约したばかりだけどね”
“どうするつもりだい? 杏子”

第5话

“大丈夫、君の祈りは间违いなく遂げられる”
“じゃあ、いいんだね?”
“さあ、受け取るといい。それが君の运命だ”
“本当に彼女と事を构える気かい?”
“すべて君の思い通りに行くとは限らないよ。この街にはもう一人、魔法少女がいるからね”
“仆にもよく分からない”
“そうとも言えるし、违うとも言える”
“あの子は极めつけのイレギュラーだ。どういう行动に出るか、仆にも予想できない”
“紧张してるのかい?”
“危険は承知の上なんだね?”
“そっか。うん、考えがあっての事ならいいんだ”
(君にも君の考えがあるんだろう? まどか)
(さやかを守りたい君の気持ちは分かる)
(実际、君が邻に居てくれるだけで、最悪の事态に备えた切り札を一つだけ用意できるしね)
(今は何も言わなくていい。さやかもきっと反対するだろうし)
(ただ、もし君が心を决める时が来たら、仆の准备は、いつでも整ってるからね)
“この结界は、多分魔女じゃなくて使い魔のものだね”
“油断は禁物だよ”
“彼女は愈しの祈りを契约にして魔法少女になったからね。ダメージの回复力は人一倍だ”
“まどか、近づいたら危険だ”
“どうしようもない。お互い譲る気なんてまるでないよ”
“仆にはどうしようもない”
“でも、どうしても力づくでも止めたいのなら、方法がないわけじゃないよ”
“この戦いに割り込むには、同じ魔法少女じゃなきゃダメだ”
“でも君にならその资格がある。本当にそれを望むならね”

第6话

“大丈夫、気绝しているだけだ”
“何にせよ、彼女が何かを企んでいるのは确かだ。くれぐれも、気をつけて”
“暁美ほむら。君は、まさか……”
“これでまた暂くは、大丈夫だ”
“もう、危険だね。これ以上の秽れを吸ったら、魔女が孵化するかもしれない”
“大丈夫、贷して”
“これでもう安全だ”
“これもまた、仆の役目の一つだからね”
“でも、また次にソウルジェムを浄化するためには、早く新しいグリーフシードを手に入れないと”
“佐仓杏子は强かっただろう?”
“余分なソウルジェムがあれば、魔法を出し惜しみせずに、无駄使いすることだって出来る。それが杏子の强みだ”
“魔力を使えば使うほど、ソウルジェムには秽れが溜まるんだ”
“さやか、君がグリーフシードを集められない限り、杏子と戦っても、胜ち目は无いと思っていい”
“确かにそれは事実だね”
“こればっかりは仕方ないよ。杏子は素质がある上にベテランだし”
“逆に、全く経験が无くても、才能だけで杏子以上の魔法少女になれる天才だっている”
“鹿目まどかさ”
“ああ、だからもし、どうしても杏子に対抗する戦力が欲しいなら、いっそまどかに赖んでみるのも手だよ。彼女が仆と契约すれば……”
“ダメだ。时间が経ち过ぎている。昨夜(ゆうべ)の使い魔を追う手がかりは无さそうだ”
“仆から言わせて贳えるのは、无谋过ぎるってことだけだ”
“今のさやかじゃ、暁美ほむらにも、佐仓杏子にも、胜ち目はない”
“でもね、さやかは、闻き届けてくれないよ”
(まどか、まどか! 急いで、さやかが危ない! ついてきて!)
“今のはマズかったよ、まどか”
“よりにもよって、友达を放り投げるなんて、どうかしてるよ”
“君たち魔法少女が身体をコントロールできるのは、せいぜい100m圏内が限度だからね”
“普段は当然肌身离さず持ち歩いてるんだから、こういう事故は灭多にあることじゃないんだけど”
“はあ・・・まどか、そっちはさやかじゃなくて、ただの抜け壳なんだって”
“さやかはさっき、君が投げて舍てちゃったじゃないか”
“ただの人间と同じ、壊れやすい身体のままで、魔女と戦ってくれなんて、とてもお愿い出来ないよ”
“君たち魔法少女にとって、元の身体なんていうのは、外付けのハードウェアでしかないんだ”
“君たちの本体としての魂には、魔力をより效率よく运用できる、コンパクトで、安全な姿が与えられているんだ”
“魔法少女との契约を取り结ぶ、仆の役目はね。君たちの魂を抜き取って、ソウルジェムに変える事なのさ”
“むしろ便利だろう?”
“心臓が破れても、ありったけの血を抜かれても、その身体は魔力で修理すれば、すぐまた动くようになる”
“ソウルジェムさえ砕かれない限り、君たちは无敌だよ”
“弱点だらけの人体よりも、余程戦いでは有利じゃないか”
“君たちはいつもそうだね。事実をありのままに伝えると、决まって同じ反応をする”
“訳が分からないよ。どうして人间はそんなに、魂の在処にこだわるんだい?”

第7话

“仆は魔法少女になってくれって、きちんとお愿いしたはずだよ?”
“実际の姿がどういうものか、说明を省略したけれど”
“讯かれなかったからさ。知らなければ知らないままで、何の不都合もないからね”
“事実、あのマミでさえ最后まで気づかなかった”
“そもそも君たち人间は、魂の存在なんて、最初から自覚できてないんだろう?”
“そこは神経细胞の集まりでしかないし、そこは、循环器系の中枢があるだけだ”
“そのくせ、生命が维持できなくなると、人间は精神まで消灭してしまう”
“そうならないよう、仆は君たちの魂を実体化し、手に取ってきちんと守れる形にしてあげた”
“少しでも安全に、魔女と戦えるようにね”
“君は戦いという物を甘く考え过ぎだよ”
“例えば、お腹に枪が刺さった场合、肉体の痛覚がどれだけの刺激を受けるかって言うとね”
“これが本来の痛みだよ。ただの一発でも、动けやしないだろう?”
“君が杏子との戦いで最后まで立っていられたのは、强过ぎる苦痛がセーブされていたからさ”
“君の意识が肉体と直结していないからこそ可能なことだ”
“おかげで君は、あの戦闘を生き延びることができた”
“惯れてくれば、完全に痛みを遮断することもできるよ”
“もっとも、それはそれで动きが钝るから、あまりオススメはしないけど”
“戦いの运命を受け入れてまで、君には叶えたい望みがあったんだろう?”
“それは间违いなく実现したじゃないか”

第8话

“それはぜひ仆からもお愿いしたいね。暁美ほむら”
“やれやれ、招かれざる客ってわけかい?”
“今夜は君たちにとって、重要なはずの情报を知らせに来たんだけどね”
“美树さやかの消耗が予想以上に早い。魔力を使うだけでなく、彼女自身が咒いを生み始めた”
“このままだと、ワルプルギスの夜が来るより先に、厄介なことになるかもしれない”
“注意しておいた方がいいよ”
“仆じゃなくて、彼女に讯いてみたらどうだい?”
“君なら既に知っているんじゃないかな? 暁美ほむら”
“やっぱりね。どこでその知识を手に入れたのか、仆はとても兴味深い。君は……”
“君も仆のことを恨んでいるのかな?”
“无理だ。それは仆の力の及ぶことじゃない”
“凄いなんていうのは控えめな表现だ。君は途方もない魔法少女になるよ”
“恐らくこの世界で最强の”
“さやかは彼女の愿いを遂げた。その点について、まどかは何の関系もない”
“仆にも分からない”
“はっきり言って君が秘めている潜在能力は、理论的にはあり得ない规模のものだ”
“谁かに说明して欲しいのは、仆だって一绪さ”
“君が力を开放すれば、奇迹を起こすどころか、宇宙の法则をねじ曲げることだって可能だろう”
“なぜ君一人だけが、それほどの素质を备えているのか。理由は未だにわからない”
“现実は随分と违ったね”
“まどか。君は、望むなら、万能の神にだってなれるかもしれないよ”
“というと?”
“その程度、きっと造作もないだろうね”
“その愿いは君にとって、魂を差し出すに足る物かい?”
“无駄な事だって知ってるくせに。惩りないんだなあ、君も”
“代わりはいくらでもあるけど、无意味に溃されるのは困るんだよね”
“勿体ないじゃないか”
“君に杀されたのは、これで二度目だけれど、おかげで攻撃の特性も见えてきた”
“时间操作の魔术だろう? さっきのは”
“やっぱりね。何となく察しはついてたけれど、君はこの时间轴の人间じゃないね”
“なるほどね”
“だからこんなにしつこく仆の邪魔をするわけだ”
“そうまでして、鹿目まどかの运命を変えたいのかい?”
“この国では、成长途中の女性のことを、少女って呼ぶんだろう?”
“だったら、やがて魔女になる君たちのことは、魔法少女と呼ぶべきだよね”

第9话

“入っていいかい? 话があるんだ”
“订正するほど间违ってはいないね”
“勘违いしないで欲しいんだが、仆らは何も、人类に対して悪意を持っている訳じゃない”
“全ては、この宇宙の寿命を伸ばすためなんだ”
“まどか、君はエントロピーっていう言叶を知ってるかい?”
“简単に例えると、焚き火で得られる热エネルギーは、木を育てる労力と钓り合わないってことさ”
“エネルギーは形を変换する毎にロスが生じる”
“宇宙全体のエネルギーは、目减りしていく一方なんだ”
“だから仆たちは、热力学の法则に缚られないエネルギーを探し求めて来た”
“そうして见つけたのが、魔法少女の魔力だよ”
“仆たちの文明は、知的生命体の感情を、エネルギーに変换するテクノロジーを発明した”
“ところが生憎、当の仆らが感情というものを持ち合わせていなかった”
“そこで、この宇宙の様々な异种族を调查し、君たち人类を见出したんだ”
“人类の个体数と繁殖力を鉴みれば、一人の人间が生み出す感情エネルギーは、その个体が诞生し、成长するまでに要したエネルギーを凌驾する”
“君たちの魂は、エントロピーを覆す、エネルギー源たりうるんだよ”
“とりわけ最も效率がいいのは、第二次性徴期の少女の、希望と绝望の相転移だ”
“ソウルジェムになった君たちの魂は、燃え尽きてグリーフシードへと変わるその瞬间に、膨大なエネルギーを発生させる”
“それを回収するのが、仆たち、インキュベーターの役割だ”
“この宇宙にどれだけの文明がひしめき合い、一瞬ごとにどれ程のエネルギーを消耗しているのか分かるかい?”
“君たち人类だって、いずれはこの星を离れて、仆たちの仲间入りをするだろう”
“その时になって、枯れ果てた宇宙を引き渡されても困るよね?”
“长い目で见れば、これは君たちにとっても、得になる取引のはずだよ?”
“仆たちはあくまで君たちの合意を前提に契约しているんだよ?”
“それだけでも充分に良心的なはずなんだが”
“骗すという行为自体、仆たちには理解できない”
“认识の相违から生じた判断ミスを后悔する时、何故か人间は、他者を憎悪するんだよね”
“君たち人类の価値基准こそ、仆らは理解に苦しむなあ”
“今现在で69亿人、しかも、4秒に10人づつ増え続けている君たちが、どうして単一个体の生き死ににそこまで大騒ぎするんだい?”
“これでも弁解に来たつもりだったんだよ?”
“君たちの犠牲が、どれだけ素晴らしい物をもたらすか、理解して贳いたかったんだが、どうやら无理みたいだね”
“まどか。いつか君は、最高の魔法少女になり、そして最悪の魔女になるだろう”
“その时仆らは、かつて无い程大量のエネルギーを手に入れるはずだ”
“この宇宙のために死んでくれる気になったら、いつでも声をかけて。待ってるからね”
“そうまでして死体の鲜度を保って、一体どうするつもりだい?”
“仆の知る限りでは、无いね”
“魔法少女は条理を覆す存在だ。君たちがどれ程の不条理を成し遂げたとしても、惊くには値しない”
“前例はないね。だから仆にも方法は分からない”
“生憎だが、助言のしようがないよ”
“まさか、そんなの不可能に决まってるじゃないか”
“もちろん、无駄な犠牲だったら止めただろうさ”
“でも今回、彼女の脱落には、大きな意味があったからね”
“これでもうワルプルギスの夜に立ち向かえる魔法少女は、君だけしか居なくなった”
“もちろん、一人では胜ち目なんてない”
“この街を守るためには、まどかが魔法少女になるしかない訳だ”

第10话

“彼女たちは、魔法少女。魔女を狩る者たちさ”
“その言叶は本当かい?暁美ほむら。君のその祈りの为に、魂を赌けられるかい?
 戦いの定めを受け入れてまで、叶えたい望みがあるなら、仆が力になってあげられるよ”
“そうとも。君にはその资格がありそうだ。教えてごらん。君はどんな祈りで、ソウルジェムを辉かせるのかい?”
“契约は成立だ。君の祈りは、エントロピーを凌驾した。さあ、解き放ってごらん。その新しい力を!”
“仕方ないよ。彼女一人では荷が重すぎた”
“谛めたらそれまでだ。でも、君なら运命を変えられる。避けようのない灭びも、叹きも、全て君が覆せばいい。
 その为の力が、君には备わっているんだから”
“もちろんさ。だから、仆と契约して、魔法少女になってよ!”
“本当にもの凄かったね、変身したまどかは。彼女なら、最强の魔法少女になるだろうと予测していたけれど…。
 まさかあのワルプルギスの夜を、一撃で倒すとはね”
“遅かれ早かれ、结末は一绪だよ。彼女は最强の魔法少女として、最大の敌を倒してしまったんだ。
 もちろん后は、最悪の魔女になるしかない。今のまどかなら、おそらく十日かそこいらで、この星を壊灭させてしまうんじゃないかな?
 ま、后は君たち人类の问题だ。仆らのエネルギー回収ノルマは、おおむね达成できたしね”
“あ……戦わないのかい?”
“暁美ほむら…君は…”
“ひっ”

第11话

“时间溯行者・暁美ほむら”
“过去の可能性を切り替えることで、几多の并行世界を横断し、君が望む结末を求めて、この一ヶ月间を缲り返してきたんだね”
“君の存在が、一つの疑问に答えを出してくれた――‘何故、鹿目まどかが、魔法少女として、あれほど破格の素质を备えていたのか’”
“今なら纳得いく仮说が立てられる”
“魔法少女としての潜在力はね、背负い込んだ因果の量で决まってくる”
“一国の女王や救世主なら兔も角、ごく平凡な人生だけを与えられてきたまどかに、どうしてあれほど膨大な因果の糸が集中してしまったのか不可解だった”
“だが――ねえ、ほむら”
“ひょっとしてまどかは、君が同じ时间を缲り返す毎に、强力な魔法少女になっていったんじゃないのかい”
“やっぱりね”
“原因は君にあったんだ”
“正しくは、君の魔法の副作用――と言うべきかな”
“君が时间を巻き戻してきた理由はただ一つ――鹿目まどかの安否だ”
“同じ理由と目的で、何度も时间を溯るうちに、君は几つもの并行世界を、螺旋状に束ねてしまったんだろう――鹿目まどかの存在を中心轴にしてね”
“その结果、决して络まるはずのなかった平行世界の因果线が、全て今の时间轴のまどかに连结されてしまったとしたら、彼女の、あの途方もない魔力系数にも纳得がいく”
“君が缲り返してきた时间――その中で循环した因果の全てが、巡り巡って、鹿目まどかに繋がってしまったんだ”
“あらゆる出来事の元凶としてね”
“お手柄だよ、ほむら”
“君がまどかを最强の魔女に育ててくれたんだ”

“意外な展开ではないよ”
“予兆は随分前からあった”
“はあ”
“例えば君は、家畜に対して引け目を感じたりするかい?”
“彼らがどういうプロセスで、君たちの食卓に并ぶのか”

“その反応は理不尽だ”
“この光景を残酷と思うなら、君には本质が全く见えていない”
“彼らは人间の粮になることを前提に、生存竞争から保护され、淘汰されることなく繁殖している”
“牛も豚も鶏(とり)も、他の野生动物に比べれば、种としての繁殖ぶりは圧倒的だ”
“君たちは皆(みな)、理想的な共栄関系にあるじゃないか”
“宁ろ仆らは、人类が家畜を扱うよりも、ずっと君たちに対して譲歩しているよ?”
“曲がりなりにも、知的生命体と认めた上で交渉しているんだしね”
“信じられないのかい?”
“それなら、见せてあげようか――インキュベーターと人类が、共に歩んできた历史を”

“仆たちはね、有史以前から君たちの文明に干渉してきた”
“数え切れないほど大势の少女が、インキュベーターと契约し、希望を叶え、そして绝望に身を委ねていった”
“祈りから始まり、咒いで终わる――これまで、数多の魔法少女たちが缲り返してきたサイクルだ”
“中には、历史に転机をもたらし、社会を新しいステージへと导いた娘(こ)もいた”
“彼女たちを里切ったのは仆たちではなく、宁ろ自分自身の祈りだよ”
“どんな希望も、それが条理にそぐわないものである限り、必ず何らかの歪みを生み出すことになる”
“やがてそこから灾厄が生じるのは当然の节理だ”
“そんな当たり前の结末を里切りだと言うなら、そもそも、愿い事なんてすること自体が间违いなのさ”
“でも、愚かとは言わないよ”
“彼女たちの犠牲によって、人の历史が纺がれてきたことも、また事実だし”

“そうやって过去に流された全ての涙を础にして、今の君たちの暮らしは成り立っているんだよ”
“それを正しく认识するなら、どうして今更、たかだか数人の运命だけを特别视できるんだい?”
“それが仆たちに理解できたなら、わざわざこんな惑星(ほし)まで来なくても済んだんだけどね”
“仆たちの文明では、感情という现象は、极めて稀な精神疾患でしかなかった”
“だから君たち人类を発见した时は惊いたよ”
“全ての个体が、别个に感情を持ちながら共存している世界なんて、想像だにしなかったからね”
“君たちは今でも、裸で洞穴(ほらあな)に住んでたんじゃないかな”

“それを否定したとして、君は仆の言叶を信じるかい?”
“今更言叶にして说くまでもない”
“その目で见届けてあげるといい――‘ワルプルギス’を前にして、暁美ほむらがどこまでやれるか”
“彼女がまだ、希望を求めているからさ”
“いざとなれば、この时间轴もまた无为にして、ほむらは戦い続けるだろう”
“何度でも性惩りもなく、この无意味な连锁を缲り返すんだろうね”
“最早今の彼女にとって、立ち止まることと、谛めることは同义だ”
“何もかもが无駄だった、と――决してまどかの运命を変えられないと确信したその瞬间に、暁美ほむらは绝望に负けて、グリーフシードへと変わるだろう”
“彼女自身も分かってるんだ”
“だから选択肢なんてない”
“胜ち目のあるなしにかかわらず、ほむらは戦うしかないんだよ”
“そうさ”
“过去の全ての魔法少女たちと同じだよ”
“まどか、君だって一绪に视(み)ただろう?”

第12话

“数多の世界の运命を束ね、因果の特异点となった君なら、どんな途方もない望みだろうと、叶えられるだろう”
“さあ、鹿目まどか――その魂を代価にして、君は何を愿う?”
“――!”
“その祈りは――そんな祈りが叶うとすれば、それは时间干渉なんてレベルじゃない!”
“因果律そのものに対する反逆だ!”
“はっ”
“――君は、本当に神になるつもりかい?”

“まどかがもたらした新しい法则に基づいて、宇宙が再编されているんだよ”
“そうか――君もまた、时间を越える魔法の使い手だったね”
“じゃあ一绪に见届けようか――鹿目まどかという、存在の结末を”

“あれが、彼女の祈りがもたらしたソウルジェムだ”
“その壮大过ぎる祈りを叶えた対価に、まどかが背负うことになる咒いの量が分かるかい?”
“一つの宇宙を作り出すに等しい希望が遂げられた”
“それは即ち、一つの宇宙を终わらせるほどの绝望をもたらすことを意味する”
“当然だよね?”

“まどか”
“これで君の人生は――始まりも、终わりもなくなった”
“この世界に生きた证も、その记忆も、もう何処にも残されていない”
“君という存在は、一つ上の领域にシフトして、ただの概念に成り果ててしまった”
“もう谁も君を认识できないし、君もまた、谁にも干渉できない”
“君はこの宇宙の一员では、なくなった”

“ふうん――なるほどね”
“确かに君の话は、一つの仮说としては成り立つね”
“だとしても、证明しようがないよ”
“君が言うように、宇宙のルールが书き换えられてしまったのだとすれば、今の仆らにそれを确かめる手段なんてない訳だし”
“君だけがその记忆を持ち越しているのだとしても――それは、君の头の中にしかない梦物语と区别がつかない”
“まあ确かに、浄化しきれなくなったソウルジェムが、何故消灭してしまうのか――その原理は仆たちでも解明できてない”
“その点、君の话にあった‘魔女’の概念は、中々兴味深くはある”
“人间の感情エネルギーを収集する方法としては、确かに魅力的だ”
“そんな上手い方法があるなら、仆たちインキュベイターの戦略も、もっと违ったものになっただろうね”
“君が言う、‘魔女’のいた世界では、今仆らが戦っているような魔獣なんて、存在しなかったんだろう?”
“咒いを集める方法としては、余程手っ取り早いじゃないか”
“ふうん――”
“やっぱり理解できないなあ、人间の価値観は”

“今夜はつくづく瘴気が浓いね”
“魔獣どもも、次から次へと涌いてくる――几ら倒してもキリがない”

新剧场版

placeholder